幽霊の定義
筆者が幽霊遭遇体験をある学会の論文に発表しようと試みたときがあった。しかし、その論文には手厳しい批判が山のように待ち構えていて断念せざるを得なかった。それは論文という学術的な手法のほかに「幽霊」というものの学術的な定義が世の中に無いからだというのが後から分ってきたことをよく覚えている。
ウィキペディアによれば【幽霊(ゆうれい)は、日本の民間信仰の中で、人が死亡して、肉体から魂(たましい)が離れた後も、未練(みれん)や遺恨(いこん)を解くために、現世(うつしよ)に残り、生前の姿で幽か(かすか)に可視化したもの】と、このように紹介されている。
要するに「幽霊」というもののはっきりした学術的な定義が今の世の中には誠に残念ながら無い。これが現在の心霊研究に大きな足かせになっているのではないかと思う。ウィキペディアの「幽霊」に関する解説もちょっと説得力がなく心細い感じがする。
では、筆者が心霊研究を進めていくなかで感じた「幽霊」の定義について少し語ってみたい。
筆者が考える幽霊の定義は次の通りである。
先ず、幽霊とは死んだ肉体の魂がその肉体から離れて霊魂となり、その霊魂が人間などの生き物の前で自らの存在を示すために姿を見せる行為である。幽霊の姿は一様ではなく千変万化する。従って幽霊の目撃談の姿は千差万別なものとなる。
そして、この幽霊の姿を検証すると、一つ目に自然界で起こりえる自然現象ではないこと、二つ目にその姿は肉体と生命を持ったものではない。三つ目に幽霊には生きた生物のように意識がはっきりと存在する。ということである。
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