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2020年7月

2020年7月12日 (日)

怖くなる、千手の誓い!

九州などで大雨の被害にあわれた皆様に謹んでお見舞い申し上げます。私も昔、水害にあったことがあるので水害の恐ろしさがよく分かります。なにしろ、頭が真っ白になってなにをやればいいか途方に暮れる毎日でしたからね。
さて、今日は五來 重(ごらい しげる)という方の書かれた「日本の庶民仏教」(講談社学術文庫)についてお話ししたいと思います。一言でいうと江戸時代のころまでの人々の民間信仰、すなわち祈祷というものが「命と交換」というようなお話です。心霊研究に興味がある方にお勧めの一冊ですね。

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恐ろしい「千手の誓い」


私たちは仏像の世界で千手観音というものに出会うことがありますが、この本を読むと この観音様が末恐ろしくなります。この観音様の「千手の誓い」とは次のような文言です。

観音大悲(千手観音)は舟筏、補陀落(ふだらく)海にぞうかべたる
善根もとむる人しあれば、乗せて渡さむ極楽へ

要するに、千手観音様は唯一観音様のなかで死者を極楽浄土へ導いてくれる観音様だと説いているのです。
江戸時代まで、この信仰があったようで、和歌山県の海の近くに補陀落山寺というのがあって、ここから「善根」求むる人たちが小さな舟に乗せられてインドから伝わった「補陀落山」を求めて死出の旅に出たというのです。
その数は一人二人ではありません。おそらく、千手観音を信奉していた聖職者たちが補陀落山寺から多数、死出の旅に出ていたことでしょう。古い石造物の中に千手観音が建立されている場所では過去に命をかけた祈祷が行われていたのかも知れません。今から考えると恐ろしいことですね。

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2020年7月 2日 (木)

西多摩地方の月信仰

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西多摩地方にみられる月信仰を小論文に纏めてみました。
とくに、ニソの森については心霊スポットに通じるものがあります。

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西多摩地方の月信仰の研究(PDFファイル)

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