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2018年4月24日 (火)

平将門ミステリー紀行(サイカチの木)

季節もいつの間にか新緑の季節になりましたね。今日は奥多摩町にある「サイカチ木」、すなわち平家ゆかりの地に行ってきましたので、お話しさせていただきます。

サイカチの木とは何か

サイカチとは槐とか皀角のような漢字で表現されますが、マメ科の植物で幹や枝にするどい棘(とげ)があり、別名「カワラフジ」などと呼ばれたりします。
現在、奥多摩町では町の天然記念物として紹介されているだけですが、武蔵名勝図会などによると、この木は、その昔、戦があるときに枝を切り落として敵を威嚇する目的で使われていたことは余り知られていないようです。

Saikati011

どのように使ったか

武蔵名勝図会の資料に基づいてイメージを再現してみると、次のように敵が押し寄せてくる街道などに、「俺たちは戦う意思があるぞ!」と言わんばかりにサイカチの木を置いていたようです。

Saikati013

サイカチの木の意味

サイカチの木を何故、戦に利用したのかよく分かっていませんが、「木」という漢字が背景にあるものと考えています。要するに「木」は文字を分解すると八と十に分かれる為ですね。十は八が取れたので「もぎ木」と呼ばれ、それを逆さにして「逆(さか)もぎ」です。逆もぎは刀の形に見えるから、相手に逆らうことを表しているものだと考えています。薩摩藩の昔の家紋が「もぎ木」になっているので、よく分かります。

Masakado024

サイカチ木への道順(奥多摩町案内図より)

サイカチ木へはJR奥多摩駅から「むかし道」コース上にありますので、駅から30分程度で行くことができます。「むかし道」は昔の鉄道の廃線跡などがあって、お勧めのコースです。

Saikati014

サイカチ木周辺に見られる石仏群

サイカチ木の周辺にこれだけの石仏があるのは理由はよく分かりませんが、その昔、戦のためにサイカチ木を植えたのであれば、その理由がなんとなく分かるような気がしますね。

Saikati015

どうですか、みなさん、五月の大型連休も近いので時間が取れたら奥多摩町の歴史散策などいかがでしょうか。

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