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2015年6月

2015年6月19日 (金)

意識と夢と神様の話

意識の二体説

 最近になってイギリスの超心理学者、スーザン・ブラックモワの著書「意識」(岩波書店)を読み直してみましたが、心理学を勉強した人間ですら「意識は謎」だと言っています。
専門の先生方も、こうやって意識の謎解きに悩んでいるんだから、やはり、心霊の世界の研究も大変なのです。例えば、夢で体験する金縛りやら体外離脱なども一般的な研究者は、これらを病理学的に究明しようとしますね。
でも、よく考えてみましょう。昔から私たち人類は不吉なことがあるたびに人間ではないもうひとりの神様に向かってお祈りをしていたのです。このことを考えると、昔の人々は神様の存在を身近に感じていたのだろうと私は考えています。
従って、意識とか夢の世界というのは、私たち個人の「脳」を越えたところに、もうひとつの意識が存在すると考えることができますね。これを、意識の二体説といいます。

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意識状態の地図

 次にスーザン・ブラックモアが考えた意識状態の地図をご紹介します。確かに、われわれの意識状態を図に示すと便利ですね。みなさんだったら、どのような意識状態の地図を思い浮かべますか?

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ホフマンスタールの夢の世界

フランスの詩人、ホフマンスタールは「夢」について、次のような詩を残しています。
昔から人類は夢の世界は霊界とつながっていると考えていたのです。

こころの奥底は夢のいとなみに開かれている

閉ざされた室内の亡霊の手のように

夢はぼくらの中にあり、つねに命をもっている

そして三者はひとつだ、人と、物と、夢と・・・

       フーゴ・フォン・ホフマンスタール

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2015年6月 1日 (月)

女性が天国へ行けない理由

どうして女性は天国へ行けないの?

もう6月、早いもので今年も半年を迎えましたね。
心霊研究をやっていると、日本の古い民間信仰のなかには(女性は死んでも天国に行けない)という伝説が各地に残っていることが分かりますね。
地名に「松島」「松山」があるのは、女性は死んでも天国に行く事ができないので、松島や松山で天国へ行くのを「待つ」という意味があるのです。ふ~ん、こんな謂われが日本には古くからあったんだなあって思っていましたが、ところがどっこい、このような伝説は日本ばかりではなく世界的なものだと言う事が最近になって分かってきました。
最近、NHKでもグローバル・ヒストリーというのをスペシャル版で放映することがあり、興味を持って見ていますが、われわれ地球人類の歴史的な足跡は振り返って見れば一本の道につながっているんだなということが分かってきますね。
日本で古くから伝えられている「女性は死んでも天国へ行けない」という答えは、イヌイットの伝説のなかにあるようです。私たちが普段、何気なく見過ごしているような民間信仰や伝説のなかに秘密が隠されているのです。その謎を、ちょっと紐解いてみましょう。

天国(イヌイットの伝説)

二人の男が歩いていると、空に穴が開いていた
担ぎあげてくれと一人がもう一人に言った
穴のふちから外を見ると
天はあまりに美しく
男はすべてを忘れてしまった
引っぱりあげてやると約束した相棒のことも
そして、一人走り去った
輝きわたる天のなかへ
          (訳:青木 薫)

イヌイット伝説の解読

○一行目
【二人の男が歩いていると、空に穴が開いていた】

二人の男、これは、すなわち男女ひと組を表しているものと思います。これは女性蔑視ではありませんが、世界各国の伝説や民話のなかにも女性は人として認められていなかったことがあげられます。どうしてだか、その理由は分かりません。従って、ここでは「二人の男」として表現されているのです。そこで二人のニと人を組合わせると「天」という文字になりますね。また、「空に穴があいていた」という表現から空という文字は穴と工(たくみ)から成立していることが分かってきます。

○六、七行目
【引っぱりあげてやると約束した相棒のことも そして、一人走り去った】

この行で、すなわち、男は天国へ行く事ができたが、女性は取り残されたと解釈することができますね。

異論があるかも知れませんが、世界各国の伝説や民話のなかに先人達が考えた不思議な生活風習の秘密が隠されているのは事実のようですね。

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