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2014年11月 1日 (土)

魔法と呪いの世界

意識って何?

 昔の日本の呪術の歴史などを調べてみると「呪い」というのは人から人へ伝わるものと考えられていたのではないでしょうか。このような考え方は一種のたわ言のように聞こえるかも知れませんが、どっこい、昔の人々は真剣に「呪い」は人から人へ空間を越えて風邪のように間違いなく飛び移るものと考えていたようです。
この考え方は現代においても通用するもので、まだ科学的な調査は行われていませんが一部の学者の間では意識というのは電磁波のように人から発して空中を飛び交うことができるのではないかと考えられているのです。従って「呪い」も同じ理屈で人から発し、他人に伝わるものと考えることができますね。

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呪いの原点はバビロニアにあり

 石仏に刻まれている異体字を調べているうちに、今から3800年ほど前に作られたハンムラビ法典にたどり着きました。今から3800年前と言えば日本では縄文時代から弥生時代へと変化が現れ始めるころだったんではないかと思います。日本人の祖先たちがまだ竹やりや投げ縄を使ってイノシシなどを追いかけまわしていたころですね。そういう時代にバビロニア(現代ではイラク近郊)には文字や貨幣があって、王さまがいて法律や経済というものが存在していたなんて驚きですね。
そのハンムラビ法典のなかに日本でいうところの「呪い」にかんする法律が目に留まりましたので、ご紹介しますね。

ハンムラビ法典 第二条

「もしも人が魔法を人に投げつけたが、それを確証しなかったならば、彼(自己)に魔法が投げられている河(神)におもむき河(神)へ潜り込む。そして、もしも河が彼を捕えたならば彼に罪を着せた者は、彼(被疑者)の家をとる。もしも、その人を河(神)が無罪を立証し、その男が無実ならば彼に対して魔法を投げた者は殺され、河に潜り込んだ者は彼に罪を着せた者の家をとる。」(楔形文字入門(講談社):杉 勇)

この法律をどう解釈するかは人によって違うかも知れませんが、私なりに次のように解釈してみました。登場人物は下の図で表しているように、怨恨で対立している人物2名、祈祷師、密告者の計4名で表現されているのではないかと考えます。

「もしも祈祷師が誰かに依頼され呪いをかけたとしたら、呪いをかけられた人は犯人(被疑者)を調べて訴えることができる。そして、呪いが投げられている河(神)に行ってそこへ潜りなさい。もしも、それが真実であったならば、あなたは被疑者の家を没収することができる。もしも、その男が無実ならば魔法を投げた者(祈祷師)は殺され、河に潜り込んだ者は彼に罪を着せた者の家を没収することができる。」
みなさんだったら、この第二条の文面をどう解釈されますか?

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コメント

呪わば穴二つという諺は有名ですね。昔から人々は経験的に呪いの効用を知っていたのではないかと思います。
すでに3800年前のハンムラビ法典に呪いや魔法に関することが書かれていたのは初めて知りました。近代以降において、こういった超常現象を幻覚や思い込みなどで片付け嘲笑する風潮にありますが、超心理学の手法でしっかり実験してほしいです。
人の意識に影響させる「呪い」は超心理学でいうPK(念力)に分類され、「祈り」についても同様です。こういった心理作用に及ぼすPKの研究は実験室での厳密な実験はされていないのではないのでしょうか。

投稿: サラスワティ | 2014年11月 2日 (日) 12時51分

おはようございます。
日本の時代劇で描写される呪いのシーンもよく考えてみると一対一ではなく古代バビロニアの祈祷のように四者が登場するように思います。こういうものが分かっただけでも科学的な研究材料として使えるのではないかと思います。

投稿: 管理人 | 2014年11月 3日 (月) 10時40分

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