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2014年10月10日 (金)

魔界の使者見聞録

魔界の使者とは何か

 石仏の世界を心霊という視点から調べていると、一般的な石仏研究では見落とされている世界がよく見えてきます。そのひとつが私たちが死んだ後に必ず立ち寄る場所とされている地獄界ですね。
そこには閻魔大王がいて地獄界を支配しています。地獄の入口には人間の頭がふたつ、すなわち人頭杖(にんとうじょう)があって、そこを死者が通るとき、最初の頭の目が光ると地獄行き、隣の頭から芳しい香りが出てくると天国行きなのです。地獄行きの死者は脱衣婆(だつえば)が不敵な笑みを浮かべながらやってきて服を脱がされ地獄へと突き落されます。さらに閻魔庁と呼ばれるところには浄玻璃鏡(じょうはりきょう)があって生前の罪が映し出され、業の秤(ごうのはかり)では罪の重さが計られます。
このような死後の世界の物語が日本では昔から語り継がれているのです。従って、私たちの身近にある石仏のなかには、地獄界を表すものがあることが分かります。この地獄界を表す石仏たちの存在は、これまでの石仏研究では見落とされているものなのです。
心霊研究においては路傍や神社仏閣にある、これらの魔界からの使者が何のために建立されたのか背景を調べることも必要だと言えるのです。

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閻魔大王

 一般的に仏教の世界では「この世のことはお地蔵様、あの世のことは閻魔様」というように語られています。従って、私たちがこの世で目にする石仏にはお地蔵様以外のものがあってはならないという戒めがあるのですね。でも、どうして、そのような戒めがあるにもかかわらず昔の人々は閻魔大王の石仏を建立したのでしょうか。謎の世界ですね。

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人頭杖

 人頭杖はよくお地蔵さまが長い間の風雪にさらされて、その影響で風化したり地震などで倒れて頭だけ残ったというような話を聞くことがありますが、そうではありません。魔界の使者、人頭杖としてわざわざ地蔵などの頭の部分だけを作って残したんですね。
人頭杖などの魔界の使者の石仏がある場所では、そこで過去に裁きをやったというような解読ができるのです。

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脱衣婆

 脱衣婆の石仏もそんじょそこらで見かけるようなものではありませんね。脱衣婆も魔界の使者なのです。しかしながら、この脱衣婆は昔の遊女たちの守り神でもあったのです。従って、この脱衣婆の石仏がある付近には、その昔、遊郭があったというのが分かるのです。

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浄玻璃鏡

 浄玻璃鏡の石仏というのは余りよく知られていませんが、お寺の境内などで時々見かけるものです。写真のように丸い形をしているのでよく分かります。この石仏は経塚のために建立されていますが、他に聖観音などを文字にして建立されているのもあります。

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業の秤

 この業の秤はたどり着くまでに随分と時間がかかりましたが、このように頭が欠けた地蔵と人頭杖の片方の頭がいっしょに建立してあるのが特徴です。各地に同じような石仏がみられるので魔界の使者、すなわち「業の秤」と解読ができるのです。

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