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2014年7月 4日 (金)

西暦775年の謎に迫る

西暦775年に何が起ったか

 先日、NHKのEテレで西暦775年に起った天空の異変について特集をやっていましたが、中国などで不思議なオーロラのようなものが目撃されていたようです。
これには日本の宇宙研究者が屋久島の杉から西暦775年に異常な量の炭素元素C14を見つけたことが背景にありました。
それがネーチャーに科学論文として紹介されたから、世界的に注目を浴びたようでした。
このC14が異常に発生したのは何が原因か?ということで世界各国の研究者たちが超新星の爆発とか太陽の異常活動などを仮説として論じていましたね。
当時の古文書などによる主な目撃談は次の通りでした。

 1)天空に異常に輝く星が現れた
 2)天空を二つの大きな盾が流れた
 3)天空に大蛇が現れた

このようなものがイギリスや中国などで多数目撃されていたようです。
西暦775年について日本国内の歴史をちょっと調べてみましたが、日本国内では宝亀6年(乙卯)の年で、その年は大きな天災もなく政変も起っていないようでした。
従って、西暦775年には天空の異常はあったものの世界各地で大きな天災などの被害はなかったということになりますね。

嫌われた金星と庚申

 庚申の記録が日本で最初に登場するのが寛喜元年(1229年)12月26日「庚申、地震に依りて御祈事を始めて行う」です。
従って、昔の人びとは大きな地震や天災が起った後に庚申をやっているのが分かりますね。庚申の庚は太陽と金星、申は12星座のいて座との組み合わせを表しています。庚申という干支が昔の人々から忌み嫌われたのは金星が背景にあるのです。
庚申はそのほかに時の天皇が崩御したときなどにも行われているようですが、本意は地震や災害などが起きないための祈禱のようです。

Koka912


金星が異常に輝くときがある

 庚申信仰はここのブログでも何度か取り上げましたが、昔の人々は太陽系惑星のなかで特に金星を嫌っていました。ではどうして、昔の人々は金星を嫌ったのでしょうか。
下記の図に太陽と金星、地球の略図を書いてみましたが、最近になって分かってきたのは、太陽の活動が活発になったり弱まったりすると、その輝きが金星の表面にあたり、そのために、地球上で朝夕に見える金星がやけに輝いたり薄明く見えたりするからでないかということですね。
そうすると、昔の人々は金星の輝きのサインが自分達に天災などの前兆を告げるものだと考えたのではないでしょうか。
私も気になって、時々、朝夕の金星を探していますが、2011年から2012年にかけての金星はダイヤモンドのように輝いて異常だったと思います。最近の金星は余り目立たず朝夕の空に見える程度ですね。
2011年と言えば東日本大地震のあった年ですから、金星の異常な明るさと同期しています。このように、昔の人々に金星が嫌われた理由は、時々太陽の活動が活発になって金星が魔性のように見えたからだと科学的に考えられますね。
このように分析してみると、西暦775年に起こった天空の異変は太陽活動の異常が原因でなかったのかも知れません。

Koka913

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