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2012年7月 4日 (水)

霊魂のパラダイム・シフト

考古学者たちが気づき出した

 戸沢充則(明治大学)という方が執筆された「道具と人類史」という本が最近、出版された。副題は「文明の進歩は人類にとって本当は危険かもしれない」である。
この本が筆者の目に留まったのは、心霊研究で同じように古代遺跡などを回って霊と祭祀について調べているからである。以前、ここのブログでも書いたことがあるが、古代日本では、われわれ祖先に「霊魂」というものが芽生えたのは考古学者の調査報告を数々検証してみると、それは今から1万年くらい前の事なのではないかと推測できる。
今から1万年前くらいに人々は自然の神々の存在を認識しだし、そこに祭祀のための石を建てて祈祷するようになった、というような人類の意識的なパラダイム・シフトが起ったのではないかと考えられる。これこそ、われわれ人類が身につけた「霊魂」というもので、そこから人類は飛躍的に発展を始めたのではないか。他の誰でもない、古代を掘っている考古学者たちがようやくそのことに気がついたのではないか。

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1万年前に何が起ったのか

前の記事でも紹介したように、今から一万年前の我々の祖先たちは山陰の洞窟などで暮らしていたことが分かっている。しかし、それ以前の旧石器人たちは土器などは作らずに狩りをして野山を駆け巡っていた。まるで野生の獣のような生き方だった。それが1万年前くらいに、定住し住まいを設けて土器を作りだし集団で生活するようになった。
人類の誕生は諸説があるが、だいたい今から250万年くらい前にアフリカに起源が認められて、約6万年前にそこから世界各地に移動が始まったとされている。その6万年とか1万年前という時代に人類の生き方を変える何かがあったと考えるのが筋ではないかと思う。その時代が人類の脳のパラダイム・シフトだったのではないか。
考古学者たちはフィールドワークを通して、これらの人類の痕跡からわれわれの脳が驚くほどの速さで進化しているのが分かり始めた。それも近代という僅か400~500年ほどで急激な発展を遂げている。250万年という長い人類の歴史の中で、僅か1万年足らずで人類の脳は飛躍的な発展を遂げた。そうすると、この後、人類はどうなっていくのだろうと素朴な疑問が起ってくるのは当然だ。
1万年前というのは気の長い話かもしれないが、人類の歴史から見れば僅か昨日のような出来事だ。1万年前、人類の脳に何が起ったのか調べるのも子孫の為に科学者に課せられた使命なのではないかと思う。

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コメント

一万年くらい前に脳のパラダイムシフトが起こった、とても興味深いです。ところで、一般的に言われるように、猿が進化して、人間になったのでしょうか。私はちょっと違うような気がしています。

投稿: るかるか | 2012年12月26日 (水) 13時07分

どうも、こんばんわ。
人類の遠い祖先は私も猿だろうと思います。
古代中国人が考えた「神」という文字は申、すなわち猿が孫悟空のように如意棒を持って立っている姿です。

日本の考古学者たちは今から1万年~1万3千年くらい前に地球の地殻変動がおさまって、その辺りから人々は土器を作りだし、祭司の跡も発見されだしたと言っています。
それまでは人類は野獣のように野山を駆け回って獲物を追いかけまわしていたようです。

人が死んだ後の世界を考え出したのも、どうもその頃のように思います。縄文遺跡のなかから抱石をさせた亡骸が発見されていますので、うなずけると思います。

これまでに、いろいろな心霊スポットをめぐってきましたが、縄文時代の遺跡跡などが特にオーブなどの反応が高いように思います。

投稿: 管理人 | 2012年12月26日 (水) 21時49分

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