« 両墓制を探る | トップページ | オーブは生きている! »

2012年5月11日 (金)

街道の怪を謎解こう!

街道の怪を謎解こう!

 このブログでも紹介したことがあるが、古街道と呼ばれるところには昔から事故が多発すると噂される場所が多く残っている。
その場所にはお地蔵さまやお堂、民間信仰の石仏・石塔などが目印として建っているから、昔の人々はその場所で安全祈願などのお祈りを捧げて通り過ぎてきた。
街道の怪はたんなる迷信なのか、それとも心霊現象としてとらえるべきなのか。
それらの場所では言い伝えが必ず残っているから心霊研究では古老の話によく耳を傾けて研究することが必要である。

路傍の霊場を読む(人頭杖)

そのひとつが人頭杖(にんとうじょう)という石仏の存在である。人頭杖は仏教の世界では檀拏幢(だんだとう)として古くから知られていて杖の上で人の頭がふたつ並んでいる。そして、閻魔大王の横で死者が地獄へ行くか天国へ行くかの裁きを出す杖として役割を担っているものである。
下の写真はある街道の一角にある人頭杖である。最初はこの石仏の意味するものがよく分からず近くの人に由来を聞いてみても、頭がふたつあるから道祖神ではないかとか漠然とした返事があっただけで確固たる答えにたどり着いていなかった。しかし、先に「両墓制を探る」のなかで紹介したように祀り墓と呼ばれる墓碑群に人頭杖が置かれている場所があった。そうである、ここに正真正銘の答えがあった。昔の人々は墓地の入り口に人頭杖の石仏を建てていたのである。
石仏研究の世界では人頭杖というものは、たんに閻魔大王の横にあって云々というぐらいの紹介しかされていないが、心霊研究の立場からみれば人頭杖の存在は近くに墓地が存在することを意味している。要するに両墓制から考えれば「捨て墓」が近くにあるということだ。
昔の人は街道で行き倒れた人々を街道の一角に埋葬し、その脇に人頭杖を建てて目印にした。その場所で不吉なことが起りだすと百番塔と庚申塔を建てて、その場所が心霊スポットだという目印を現代に遺したのである。

Koushin1214


Koushin1215

|

« 両墓制を探る | トップページ | オーブは生きている! »

フィールドワーク」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/113163/54688084

この記事へのトラックバック一覧です: 街道の怪を謎解こう!:

« 両墓制を探る | トップページ | オーブは生きている! »