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2011年3月15日 (火)

被災した石塔・石仏を守ろう!

大震災で被災した路傍の石塔・石仏を守ろう!

連日のようにマスコミで3月11日に発生した東北・関東大震災後の人命救助などの報道が行われており、日本中の国民が大きな関心をもって見つめている。
自衛隊を含めてライフラインの復旧や人道支援に従事されている方々に敬意をもって感謝を表するところである。

連日のようにテレビの画面に映し出される現地の映像は辺り一面が終戦時の焼け野原同様に見える。被災された方々はさぞ地震や津波を目の当たりにして恐怖の旋律が走ったに違いない。

現在は先ず人命救助とライフラインの復旧が最優先なのであるが、筆者にはこれまでの研究テーマのひとつに先人達が遺した路傍の庚申塔や百番塔のような石塔・石仏と霊魂の関係がある。
これらの先人達が建立した石塔・石仏はひとつの県で少なくとも3000基以上はあるとされている。今回大きな被害を受けたのは東北の岩手県、宮城県、福島県が中心であるが、東北地方と言えば石塔・石仏の宝庫のひとつである。
大震災後の市街地の映像は何とも言えない修羅場の光景であるが、これらの映像のあちこちに先人達が遺した石塔・石仏はガレキの下に多数埋もれているに違いない。

古い書物に作庭記というのがあって、これには【石を扱うについての注意】が記されている。

「もと立てる石をふせ、もと臥る石を立てる也。かくのごとくしつれば、その石かならず霊石となりて、たたりをなすべし」

これは藤原頼通の庶子、橘俊網という人が書き残したものであるが、筆者もこれまでの心霊研究から路傍の石塔・石仏たちは一種の墓標と考えてもよいのではないかと思っている。
「檜原の民話」(日本民話の会編)にもウカガイをたてたら問題の敷地から埋もれた石塔が出てきたなどの実話が紹介されている。

下の写真は東北・関東大震災で被災したものではないが、被災地でガレキの下からこのような石塔・石仏が出てきたら気安く破棄するのではなく未来への文化遺産として大事に遺しておくことも現代人の務めだと筆者は考える。

Sekibutu015

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