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2010年6月 9日 (水)

ミステリアス・ビレッジ(2)

檜原村の調査を行っていると、本当にこの村が【ミステリアス・ビレッジ】と呼ぶにふさわしいことが多分にある。
庚申塔や百番塔の多さがそのひとつであるが、その後の調べで【板碑(いたび)】の不思議な存在が見えてきた。板碑はウィキペディアでは(供養塔として使われる石碑の一種)と説明されているが、どうも庚申信仰が民間信仰として世の中に広まる以前の民間信仰だったのではないかと思う。
これらの板碑には弥陀や釈迦が梵字で描かれている。由来は鎌倉時代の豪族や御家人たちが生前に極楽往生を念じて建立したもののようであり、檜原村では主に室町時代に多くが建立されている。
この板碑が檜原村ではひとつのミステリーとなっている。少なくとも江戸時代のころから家屋敷のない畑の中からたくさんの板碑が掘り出されているのである。それは掘り出された状況から見ると丁寧さが伺われると村史に書いてあった。
要するに当時の村人たちが何らかの理由があって板碑を一堂に集めて埋めたことが推察できるのである。その他に屋敷を建て替えるときに土中から出土したり、墓地から出土したりしている。
これらの時代背景には南北朝(1336年~1392年)の時代が重なっている点も見逃せない。当時の村人たちは何故この【板碑】を隠すように土中に埋めたのだろうか、本当に歴史上、謎の多い檜原村である。写真は檜原村の石仏第二集に掲載されている板碑である。

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