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2010年5月19日 (水)

庚申溝の謎を解く(10)

 これまで庚申溝の謎を解くという趣旨で記事を書いてきたが今回が10回目の節目となるので、ここで一旦【庚申溝の謎を解く】テーマは終結としたい。たくさんの方々から問い合わせを戴きありがとうございました。
庚申信仰というものは戦後以降、この風習が各地で途絶えてしまって、今ではたんなる「語り草」になっているように思う。近くにある【庚申塔】関係の石塔や石仏を見て回ってきたが、近年の道路拡張工事で回りの石塔や石仏が一同に集められたものという場所が結構あった。
写真にあるように、この場所も同じように道路拡張工事で周りにあった石塔や石仏が一箇所に集められているものだ。本来であれば二十三夜塔が百番塔やら庚申塔といっしょに建立されるはずはない。二十三夜塔は民俗学などの資料からも分るように女人溝中と呼ばれるものであるから、二十三夜塔、馬頭観音といった組み合わせとなっているのが一般的である。
従って心霊研究や民俗学の研究などでは、このように石塔や石仏が一同に集められている場所では建立当初の目的やら趣旨は判読することが難しい。誠に残念な光景のように思う。道路拡張工事の際には出来るだけ建立当初の趣旨が現代の我々に伝わるよう、各地の教育委員会や道路建設業界の方々にはなるべく分散して建立するようにお願いしたいところである。

Koushin090

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