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2010年5月15日 (土)

庚申溝の謎を解く(9)

 先日、東京の檜原村の胴なし地蔵のことについて同村にあるお寺のご住職に話を聞いてきた。
写真にあるように、同村には百番塔、青面金剛像の隣に胴なし地蔵が二つある場所がある。ひとつは石塔の上に乗せられて、もう一つは地面の台座に頭だけおかれている。誠に奇妙な光景である。
先にこの胴なし地蔵のことは触れてみたが、誠にもって奇妙な存在である。これまでの調査で胴なし地蔵の由来は三つあった。ひとつは道路工事の際に失われた説、二つ目は胴体だけ盗まれた説、三つ目が明治時代に神社・仏閣の合祀令というのがあったときに一部の心無い信徒によって壊されたとする説であった。
この三番目の打ちこわし説はなかなか的を得ているように思う。しかしながらお地蔵様の頭部だけを今を持って路傍に置いている意味がよく分からない。古老の一説では事故が多発するようになったので、その頭部だけを祀っているとのことであるが、なんとなく不思議な存在である。庚申塔と百番塔の脇にある胴なし地蔵は現代の我々に何を物語っているのだろうか。

Koushin1201

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