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2010年4月 7日 (水)

庚申溝の謎を解く(4)

これまで長野県や埼玉県、東京都にあるさまざまな石塔を訪ねて来たが、庚申溝と同じように溝が行われてきたものに月見溝というものがある。
これは十三夜から始まって二十六夜の間に講を開くもので、多くのところで二十三夜塔というものに出会う。この月見溝のことをインターネットなどで調べても、庚申溝のように深く説明したものにめぐり合うことがない。誠にもって不思議である。
庚申溝は古来、平安時代ころから日本国内に根付いた民間信仰であることは分ってきたが、月見溝はたんに月見と呼ばれた十三夜から二十六夜に行われたものだとの認識しか現在の世の中にはないようである。
しかしながら、いろいろな場所を訪ねてみたが、庚申塔と月見塔(十三夜~二十六夜)がいっしょに建立してある場所は皆無であった。写真(上)に示すとおり、これは二十三夜塔と寒念仏、百番塔、馬頭観音が一同に建立されているもので、庚申塔は建立されていなかった。また、写真(下)には庚申塔と百番塔、馬頭観音が建立されているのが分る。
これらの写真からも分るように、庚申溝と月見溝は少なくとも同じ場所で行われてこなかったことが分る。そして、それぞれに百番塔、馬頭観音などが建立してある。
この調査からも分るように、月見溝は庚申溝と同様な民間信仰の力を持っていたのではないかと考えてよいと筆者は考える。どなたか、この月見溝について詳しい方があれば情報の提供をお願いしたいところである。

Koushin017

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