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2009年1月 1日 (木)

寒念仏鉦叩像に学ぶ

Tatakizou01 謹賀新年。今年も不思議な世界の謎解きに挑戦していきますので、来訪された皆様、宜しくお願いします。
さて、昨年は米国発のサブプライム問題が日本というか世界各地に広がって大変な年になりました。今年はそう簡単には景気は回復しそうにありませんが、先人の知恵というものをこのような苦境のときこそ我々は学ぶ必要があるように思います。
昨年の暮れ、筆者がM村を訪問したときに【寒念仏鉦叩像(かんねんぶつかねたたきぞう)】というものが村の入り口付近で目に留まった。
「寒念仏(かんねんぶつ)」というのは、ある文献によると【小寒から節分までの30日間、鉦を叩き念仏を唱えて回るもので、一年で一番寒い時期に行われる苦行の一種です】このような説明がなされている。
インターネットで調べてみると、この寒念仏像というものは大体が鬼の格好をしているものが多いようだ。しかしながらM村の寒念仏像は鬼ではなく純粋な僧の姿である。建立した時期が横の石塔に寛政10年10月と刻まれていた。歴史を紐解いていくと、この時期に大飢饉などがあって寛政の改革というのが断行されている。
その寛政の改革の時期にM村からそう遠くはない浅間山の大噴火があって、その影響による大飢饉が関東、東北地方で記録されているのである。その時期にM村の僧侶が寒念仏の荒修行をやって、M村はこの苦境を乗り切ったのである。そして、その記念に村の入り口に寒念仏像を建立したものであった。
今年もまだ平成大不況の嵐は収まろうとはしないが先人の知恵に習って、今の政府は大改革を断行し地方自治体や個人は自分たちでできる不況対策を講じるべきではないだろうか。写真はM村にある寒念仏鉦叩像である。まことにもって先人の知恵はすばらしいと思う。

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